
登記簿は、不動産の所有者や土地・建物の情報を調べるための資料です。100件・1,000件と必要な数が増えると、取得する作業だけでも時間がかかります。
大量に取得する方法は、「自分で取る」と「代行サービスに依頼する」の2つです。 担当者が取得・整理する時間を確保できるかで選びましょう。
この記事で決められること
- 自分で取得するか、代行に依頼するか。
- PDFを受け取るだけでよいか、Excelの一覧も必要か。
- 相談を始めるために、何を伝えればよいか。
1.自分で取るか、代行に依頼するか
自分で取る:オンラインで対象を調べ、資料を取得する
所有者などの情報をPDFで確認したい場合は、登記情報提供サービスを利用する方法があります。基本の流れは次のとおりです。
- 調べたい土地・建物をリストにする。
- 土地の「地番」、建物の「家屋番号」を使って対象を検索する。
- 取得する内容と料金を確認して請求する。
- PDFを保存し、どの物件の資料か分かるように整理する。
地番・家屋番号は、登記で土地や建物を区別するための番号です。住所と同じとは限りません。対象ごとの検索・請求が必要なため、件数が多い場合は担当者の作業時間も見込みましょう。
登録や操作、正式な証明書を請求する手順は、登記簿謄本をオンラインで取得する方法で詳しく説明しています。
代行に依頼する:取得作業をまとめて任せる
調べたい地域や物件を伝え、取得作業を依頼する方法です。自社で1件ずつ取得する時間が足りない場合に検討します。
依頼先によって、資料の取得だけを行う場合と、情報をExcelにまとめる作業まで行う場合があります。見積もりでは「何を受け取れるか」も確かめましょう。
2.どちらを選べばよい?
| 自社の状況 | 検討する方法 |
|---|---|
| 調べる物件が決まっていて、取得・整理する時間がある | 自分でオンライン取得する |
| 件数が多く、取得作業に人手を割けない | 代行に依頼する |
所有者一覧を使いたいなら、Excel整理も考える
PDFは1件ずつ内容を読むための資料です。例えば100物件の所有者を一覧で見たい場合は、所有者名や住所をExcelにまとめる作業が残ります。
自分で取得するなら、この整理作業まで担当者の時間を見込みます。代行に依頼するなら、「所有者名・住所をExcelで受け取りたい」と伝えると、必要な作業範囲を相談しやすくなります。
手元の登記PDFは、Excelへの変換を検討しましょう
トーラスの登記PDF変換サービスは1回100件まで無料です。PDFのExcel化を詳しく知りたい方は、大量のPDFを一括でExcel化する方法をご覧ください。
3.代行への相談は、まず3つ伝えればよい
相談を始めるために、細かな専門知識を揃える必要はありません。まずは、分かる範囲で次の3つを伝えましょう。
- 調べたい地域・物件:「東京都○○区」「この住所リストの物件」など。
- 件数の目安:「約100件」「まだ数が分からない」など。
- 使う目的:「所有者を調べたい」「所有者一覧をExcelで使いたい」など。
住所や地番のリストがあれば添えます。使い始めたい日が決まっている場合は、その日も伝えてください。
トーラスでは、エリアだけ決まっている場合や、件数が未確定の場合も相談できます。担当者と対象や必要な項目を整理し、費用・納期の見積もりへ進めます。
4.費用と納期はどう考える?
自分で取る場合:取得料金と、担当者の作業時間
費用の例として、登記情報提供サービスの不動産の「全部事項」は1件330円です。所有者や権利関係を確認する情報で、100件なら33,000円になります(2026年10月13日時点)。
これは自分で公的サービスを使う場合の料金例です。登録費用や資料整理の作業時間などは含みません。取得する情報の種類によって料金も変わります。
代行に依頼する場合:作業範囲を揃えて見積もる
取得件数、物件を探す作業の有無、Excelにまとめる内容などで費用が変わります。見積もりでは、次の3点を確かめましょう。
- 必要な資料を取得する料金が含まれているか。
- PDF・Excelなど、希望する資料や一覧を受け取れるか。
- 合計金額と、受け取れる時期はいつか。
トーラスの料金・納期も、案件の条件を確認して見積もり時に案内します。
5.依頼前に知っておきたい2つの違い
住所と、地番・家屋番号は違う
普段使う住所だけでは、登記上の土地や建物を特定できない場合があります。地番・家屋番号が分からない場合は、住所から対象を調べる作業も頼めるか、依頼先に伝えましょう。
登記情報PDFと、正式な証明書は違う
登記情報提供サービスのPDFには、証明文や公印が付きません。正式な提出書類が必要な場合は、法務局の「登記事項証明書」を請求します。
「所有者を調べたい」のか、「証明書を提出したい」のかを伝えると、必要な資料を選びやすくなります。提出が目的の場合は、提出先が求める資料も確かめてください。
よくある質問
100物件なら、登記100件分の料金ですか?
必ずしも同じではありません。1物件に土地と建物など複数の登記が含まれる場合があります。どこまで調べるかを伝え、取得件数を見積もりで確認しましょう。
取得した資料は、その後も最新の情報ですか?
取得時点の情報です。取得後に所有者などが変わることもあります。後日の取引や調査に使う際は、いつの情報が必要かを確かめましょう。
6.トーラスに相談するなら、この伝え方で始められる
トーラスの謄本スポット取得は、登記の取得と、情報をExcelの一覧にまとめる作業を相談できるサービスです。
相談文の例
○○市の物件を約100件調べたいです。目的は所有者の確認で、所有者名と住所をExcelの一覧で受け取りたいです。住所リストはありますが、地番は分かりません。対応できる内容と費用・納期を教えてください。
この例のように、「どこを調べたいか」「何に使いたいか」が伝われば、相談を始められます。件数や条件が未定でも、分かる範囲からお伝えください。
登記の大量取得を、まとめて相談できます
調べたい地域・件数の目安・使う目的を、分かる範囲でお伝えください。