4サービスは「営業候補発見」と「登記業務」で役割が分かれます
結論からいうと、4サービスは同じ不動産・登記領域でも主な利用目的が異なります。
営業先そのものを新しく探したい会社と、すでに決まっている物件の登記取得を効率化したい会社では、必要な機能が違います。本記事では機能数の多さではなく、実務上の役割から比較します。
この記事でわかること
- 不動産チェッカーとA社・B社・C社の主な違い
- 営業候補発見・使いやすさ・営業支援・ビッグデータ活用・料金体系の比較
- 大量の登記取得や名寄せが中心の場合の選び方
- 比較表の◎・○・△・ーの見方
比較に関する注記
本記事は2026年9月3日時点で各サービス提供会社が公開している情報をもとに株式会社トーラスが整理したものです。A社〜C社は匿名化しています。各記号はサービス全体の優劣を示すものではなく、営業候補発見を中心とした当社の利用想定との相性を整理した目安です。
特に「使いやすさ」は利用者・運用方法によって評価が変わるため、最終的には各社のデモや試用でご確認ください。
結論|4サービスの違いを比較表で確認
今回の比較では、差が見えやすい5つのポイントに絞りました。
- 営業候補の発見力:まだ営業先が決まっていない状態から候補を探せるか
- 使いやすさ:日常の営業・調査業務で操作しやすいか
- 営業支援機能:候補抽出後のリスト化・DM等へつなげやすいか
- 不動産ビッグデータの活用:蓄積された不動産・登記データを検索・分析へ利用できるか
- 料金体系の分かりやすさ:公開情報等から費用の考え方を把握しやすいか
記号の見方
- ◎:今回の比較目的との相性が特に高い
- ○:関連する機能・用途が確認でき、活用しやすい
- △:関連機能はあるが、主用途や利用方法がやや異なる
- ー:今回の比較軸では主用途として扱わない
不動産チェッカー|営業候補を「探す」ところから始める
不動産チェッカーは、不動産・登記情報等から新しい営業候補を探し、物件・所有者情報の確認やリスト化へつなげるサービスです。
地図を起点に、相続、売買、融資状況、築年数、土地・建物条件などを確認しながら、営業対象となる不動産を絞り込めます。
主な利用イメージ
候補発見 → 物件・登記情報確認 → 登記上の所有者確認 → Excel出力 → タグ・メモで整理
今回の比較では、営業候補の発見、操作性、営業支援、不動産ビッグデータ活用を重視する用途との相性が高いものとして整理しています。
A社|候補抽出からDM等の営業活動までつなげる
A社は、不動産登記ビッグデータを使って物件・所有者を条件検索し、登記取得、リスト化、DM・架電まで一連で進められるサービスです。
- 地図UIから物件・所有者を条件検索
- 相続・長期保有・抵当の有無などから候補抽出
- 登記取得・リスト化
- DM・コール実行との連動
- 所有者変動アラートやAPI連携を含むプラン
同社は公式情報で25億件超の不動産登記ビッグデータを収録すると案内しています。
今回の表では、営業支援機能を◎、使いやすさと不動産ビッグデータ活用を○として整理しました。候補抽出から営業実行までを一つのサービスで進めたい場合に比較しやすいサービスです。
B社|大量の登記取得・解析・社内共有を効率化する
B社は、営業候補の新規発見よりも、登記情報の取得・解析・管理を効率化する用途が中心です。
- CSVによる大量の登記一括取得
- 共同担保物件の一括取得
- AIによる登記解析
- Excel・CSVへのデータ化
- 取得済み登記情報の社内共有・二重取得防止
- 地図から地番を確認する機能
同社は公式サイトで、登記情報を5分で1,200筆、1日最大15万筆取得できると案内しています。
料金についても公式の機能比較で「登記取得代+解析料」という価格構成を示しているため、今回の表では料金体系の分かりやすさを◎として整理しました。
調査対象がすでに決まっており、登記取得件数が多い会社では有力な比較候補です。
C社|登記取得・名寄せ・登記データ活用を幅広く行う
C社は、取得済みを含む登記情報の検索・取得・名寄せ・登記変動確認など、登記情報そのものを幅広く活用するサービスです。
- 不動産・商業登記情報の取得
- 氏名・法人名による名寄せ
- 表題部情報等による検索
- 登記変動を確認する機能
- 一度に最大500筆の一括取得
- CSV出力
登記情報を蓄積し、保有済み情報を再利用できる仕組みも特徴です。
一方、DM発送や追客管理などの営業実行支援は今回の比較では主用途として扱わず「ー」としています。これは非対応を断定するものではなく、比較軸との関係を示したものです。
料金は、全部事項・所有者事項・CSV出力・名寄せ等について従量単価が公開されています。複数の料金項目はありますが費用を事前に把握しやすいため、今回の表では料金体系の分かりやすさを○として整理しました。
「何を効率化したいか」を先に決める
新しい営業候補を発見したい:不動産チェッカー・A社を中心に比較
大量の登記取得・解析を効率化したい:B社を中心に比較
名寄せ・蓄積登記データを活用したい:C社を中心に比較
比較時は「同じ営業条件」で試す
機能一覧だけでは、自社の業務に本当に合うか判断しにくい場合があります。
デモでは例えば、「東京都○区・土地300㎡以上・築30年以上」など、自社で実際に使いたい条件を用意して、同じ条件で比較する方法がおすすめです。
特に操作性は担当者の経験や日常業務によって評価が変わるため、検索からリスト作成まで一連の操作を試して確認します。
よくある質問
4サービスのうち、営業候補を探す用途で比較しやすいのはどれですか?
営業候補そのものを条件から探したい場合は、不動産チェッカーとA社が比較候補になりやすいです。B社は大量の登記取得・解析、C社は登記取得・名寄せ・登記変動調査など、主な用途が異なります。
使いやすさの評価は客観的な性能比較ですか?
いいえ。操作性は利用者や業務フローによって評価が変わります。本記事の記号は、株式会社トーラスが営業候補発見の実務を想定して整理した目安です。導入前に各サービスのデモ等でご確認ください。
大量の登記取得が目的なら不動産チェッカーを選ぶべきですか?
必ずしもそうではありません。調査対象がすでに決まっており、大量の登記取得・解析が主目的なら、B社のような登記業務に特化したサービスも有力な比較候補です。
料金体系はどのように比較すればよいですか?
月額だけではなく、登記取得件数、利用人数、オプション、データ利用量などを含む総コストで確認します。公開料金がある場合も、自社の利用量を当てはめて比較することが重要です。
まとめ|「登記を取る」のか「営業候補を見つける」のかで選ぶ
- 不動産チェッカー:不動産・登記データから新しい営業候補を見つけ、リスト化したい
- A社:候補抽出から登記取得、DM・架電等の営業実行までつなげたい
- B社:大量の登記取得・解析・社内共有を効率化したい
- C社:登記取得・名寄せ・登記変動調査など、登記データ自体を幅広く活用したい
4サービスは、同じ不動産・登記領域でも役割が異なります。まず「誰に営業するかを見つけたい」のか、「調査対象の登記業務を効率化したい」のかを分けると選びやすくなります。
不動産チェッカーは、まだ営業先が決まっていない状態から、地図や不動産・登記データを使って候補を探し、営業リストへつなげたい場合に比較候補となるサービスです。
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情報確認について
本記事は2026年9月3日時点で各サービス提供会社の公式Webサイト・公開資料を確認して作成しています。競合サービスはA社〜C社として匿名化しています。機能、料金、契約条件等は変更される場合がありますので、導入時には各社の最新資料・デモ・見積もりをご確認ください。
実際の営業条件で、候補抽出を確認できます。
利用したいエリア・土地・建物条件をもとに、不動産チェッカーの候補発見から登記確認・リスト化までの流れをご確認ください。